１１月２０日（土）に京都ＳＦフェスティバルが開催されます。THATTAのメンバーもいつも通り大勢参加する予定です。秋の京都で大いにうだうだとＳＦや何やかやについて語り合いましょう。なお、今年は京フェスの合宿の後、２１日の日曜日に、京大ＳＦ研（第三期）の設立２０周年記念パーティが開催され、同時に海外ＳＦ研究会（ＫＳＦＡ）の２５周年記念パーティも同じ場所で開かれます（要するに京大のパーティに相乗りするのです）。時間は４時から５時くらい、場所も京大周辺か四条河原町界隈と、はなはだあいまいなのですが、確定しだい、掲示板に書き込むようにします。まあ、京フェスに来られる方は当日にはわかるでしょう。なお、京大ＳＦ研やＫＳＦＡの会員以外の方でも参加できますので、一緒に祝ってやろうという方はぜひご参加下さい。
ところでＴＨＡＴＴＡとＫＳＦＡは、正確には別の団体だったのですが、長い年月の間に融合してほとんど一体化してしまいました。で、本体（？）のＫＳＦＡですが、創立は１９７４年。桐山芳男氏を中心に、関西の大学ＳＦ研で主に海外ＳＦに興味のあった連中が結成し、高層ビルが建つ前の大阪駅前、まだ戦後が残っているような一角にあった木造の迷路のような旭屋書店の、その中のリーブルという喫茶店に集まって、買い集めたペーパーバックを互いに見せびらかしながら、まずは未訳作品の紹介に力を入れた「ヒューゴー賞完全リスト」をファン出版し、翻訳中心の「現代ＳＦ全集」を創刊し、情報誌「ノヴァ・エクスプレス」を発行し、そしてまあ色んなことをやってきて、今に至っているわけです。はっきりいって今はもう組織としては「終わった」存在ですが、ＳＦセミナーや京フェスなどに参加しては、部屋や廊下の片隅でうだうだと年寄りトークを繰り広げているのです。そこのあなた、もし何か話題をふってくれたら、そらもうなんぼでも話しまっせ。
今月の表紙写真はハッブル宇宙望遠鏡が撮影した、かじき座のペア銀河ＡＭ０５００－６２０です。約３億５０００万光年という、非常に遠方にある銀河で、後ろに楕円銀河、手前に渦巻銀河がペアになって写っています。オリジナルの映像はここにあります。
次号は１２月１９日ごろに登録の予定です。

99/11/08 （紀）