岡本家記録とは別の話(ハードディスクレコーダその他の物語篇)

 岡本家記録(Web版)(読書日記)もご参照ください。4月は 『MURAMURA』、『終末の海』、『アルタード・カーボン』、『反対進化』、『影のオンブリア』などを収録。一部blog化もされております(あまり意味ないけど)。

 ということで、ここでは上記に書かれていない記録を書くことになります。本編は読書日記なので、それ以外の雑記関係をこちらにまわしてみることにしました。

○月△日

  ハードディスクレコーダが故障した。突然再起動した後、スタンバイしない。修理に出すと、ハードディスクの交換が必要だという。もともとの価格の半分くらいの見積もりのため修理は中止し、買い換えることにする。既に保証期間は切れているのだ。それにしても、前々回だかにディスクの信頼性が落ちている話を書いたのだが、こんなに簡単に壊れるのはおかしい。修理で帰ってきたレコーダを分解して、ディスク(120GのMaxtor製ハードディスク)を取り出して見ることにする。

 このレコーダはLinuxで動く、ある種のコンピュータである。ファイルシステムもext2というLinuxの形式で作成されている。そこで、当家のLinuxシステムにつないで中身を確認する。7つのパーティションに切られたシステムは、見たところ破損してはおらず、ディスク自体は生きているようである。録画されたファイルも残っている。どうやら設定ファイルが死んでいるようだ。しかし、何が悪いのかは正確には分からず。もう1台あればファイルをコピーして復旧することもできそうだった。ということで、世間一般でよく死ぬハードディスクレコーダーも、ソフトウェア起因の可能性が結構多いという感触。前言(ディスクのハード品質)撤回、まだ発展途上のこのようなシステムでは、ソフトバグも多いのである(複雑なわりに単価は安く、開発期間も短い。つまり十分なデバッグ期間が取れない)。録画データをコピーし、ディスクはPC用に流用して本体は廃棄する。

○月△+α日

 JR西日本の大事故で、当家の鉄道コメンテータ(息子)によると、TV局で用意している模型はたいてい間違っていて、正確ではないようである。まあ東京の人間に、西日本の車両の型番までは分からんはなあ。
 それにしても、関西のJRはスピード最優先で勝ってきたのである。私鉄が30分かかる大阪神戸間を20分で結び、そのための専用車両まで開発している(今回の事故車両とは異なる)。そもそも阪神間、京阪間はほとんど直線の路線で、カーブらしきものはない。そこに特化した車両は、軽量・高加速が基本仕様である。そこに急カーブがあった。
 まあ人を減らすことが効率だと思っている(財務面だけ見れば一見正しい)現在の会社(JRに限らない)で、品質/安全が軽視される(安全が損なわれても、事故がおきるまでは財務面のインパクトはない)のは当然の成り行きで、マスコミ的には恐らくここが叩かれるだろう。だが、やはり肝心なのは、カーブを想定しない高速車両を、カーブのある路線に投入したことに尽きるような気がする。特化は想定しない変化に弱いのである。

○月△+α+β日

 古くなった娘のパソコンのハードディスクを交換(前記のディスクですね)、ついでにWindowsMeからXPにアップグレードする。居間用パソコンに安くなったDVDマルチを入れて、余ったCD-RWをセットアップ。当家では、ハードディスクレコーダの中身をいったんPCに転送してからDVDに焼いていた。しかも、転送手段が無線LANだったので遅かったのである。Meのような古い98系のファイルとXP系では、PostPetのデータの位置も異なっていて簡単には変わらない。まあ、これはいつものパターン。ファンがうるさいので交換するも、騒音はあまり変わらず。結局ケースファンは止める。ギガヘルツ未満の旧CPUだが、これで夏が乗り切れるかどうか。当家のシステム管理者の業務は、たいてい連休中に行うのである。会社と似てますね。明日はデッキのペンキ塗り。当家の建物メンテ工事も、たいてい連休中に行うのである。会社と似てますね。

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