表紙の科学
第二回:CLASS4 CA
何の絵かというと、いわゆるセルオートマトンてやつ。中でも特にClass4と呼ばれるタイプで、人によっては「カオスの縁」なんてファンシイな呼び方をすることもある。この水草みたいな絵が、完全に決定論的なルールで描けてしまうというのがみそね。ほんとに植物みたいだよねえ。こういうのを見て、「人工生命」なんていう概念を思いつく人がいたりするわけですよ。でも、それってちょっといっちゃってるかも。
セルオートマトンの解説をちゃんと書くのはめんどくさいので、詳細は
http://glimmung.phys.sci.osaka-u.ac.jp/kikuchi/ISC/ca.html
を見て下さい。JAVAで遊べるセルオートマトン・シミュレータは
http://glimmung.phys.sci.osaka-u.ac.jp/kikuchi/kougi/nonlinear/CA/
にあります。ほい。今回の表紙絵につかったのは、2状態5近傍の全体主義的ルール20というルールですけど、そんなこと知っててもしょうがないね。
セルオートマトンつうたら、ルーディ・ラッカーの得意技ですわね。
(木口まこと)